2021/07/25
こんにちは。
身体の筋肉を紹介するシリーズです。
ストレッチや筋トレをする際、より意識できるようにするためにぜひご覧ください。
「骨格筋」についてはまず、こちらをご覧ください。
【筋肉シリーズその1】
今回ご紹介する筋肉は、「下腿三頭筋(かたいさんとうきん)」という筋肉です。
この筋肉はふくらはぎのふくらみを作る筋肉です。
膝から上の脚を大腿(だいたい)といい、膝から下のことを下腿(かたい)といいます。
そして、骨格筋にはいろいろな種類があります。
下腿三頭筋は多頭筋のひとつです。
多頭筋とは筋腹(筋肉のふくらみ中心部)が複数ある筋肉のことを指します。
下腿三頭筋は腓腹筋とヒラメ筋からなり、腓腹筋は二股になっていて二頭あります。
ヒラメ筋は一頭です。
合わせて三頭。
なので、下腿三頭筋と呼ばれています。
この下腿三頭筋は膝関節と足首の関節を跨いでくっついているのでこれが収縮することで
膝を曲げたり(屈曲)
足首をつま先立ちする方向へ曲げる(底屈)役割があります。
つま先立ちをするにはこの筋肉が必要です。
何回もつま先立ちを繰り返すことで下腿三頭筋に疲労感が溜まるのを感じることができます。
これが下腿三頭筋のエクササイズ「カーフレイズ」という種目です。
アキレス腱についても解説したいと思います。
アキレス腱は皆さんよく耳にすると思いますが、下腿三頭筋と深い関係にあります。
腱とは筋肉が骨へ付着する部分のことです。
実は下腿三頭筋の腱がアキレス腱なのです。
アキレス腱は人体最大の腱で、かかとの骨と書いて踵骨(しょうこつ)という骨に付着することから踵骨腱(しょうこつけん)とも言います。
つまりアキレス腱のストレッチは下腿三頭筋のストレッチでもあるということです。
いかがでしたでしょうか?
この下腿三頭筋の収縮と弛緩によってポンプのように動くということから足は第2の心臓とも言われますね。
筋肉について少し知っているだけでも普段の運動やストレッチも意識が変わって質があがります。
次回は「大腿四頭筋」について書こうと思います。
またよろしくお願いします。