最近では、芸能人やアスリートが取り入れていることでも話題の「グルテンフリー」。
でも実際、グルテンって何?身体に悪いって本当?どう付き合っていけばいいの?
そんな疑問を感じたことはありませんか?
この記事では、
- グルテンとは何か?
- グルテンが身体に及ぼす影響
- グルテンフリーはやるべき?
というテーマを中心に、姿勢やパフォーマンスとの関係にも触れながら分かりやすく解説していきます!
グルテンとは?
グルテンとは、小麦粉に含まれる「グルテニン」と「グリアジン」という2種類のたんぱく質が、水を加えてこねることで絡み合ってできる成分です。
もちっとした食感のパンやパスタ、うどん、ケーキなどの「弾力」や「粘り気」はすべてグルテンのおかげ。
言い換えれば、料理をおいしくする立役者でもあるわけです。
グルテンは本当に身体に悪い?
グルテンが身体に悪いとされるのは、主に以下の理由からです:
小麦アレルギー
小麦に対する免疫反応によって、湿疹や呼吸器症状などのアレルギーが出るケースです。
セリアック病
遺伝的にグルテンを摂ると小腸が炎症を起こし、栄養の吸収障害が起きてしまう自己免疫疾患です。グルテンフリー食が必須となります。
グルテン不耐症(過敏症)
明確なアレルギーではないけれど、小麦を食べるとお腹の張り・疲労感・集中力低下・頭痛などの不調が現れる人もいます。
\ Point! /
グルテンは分解されにくいため、腸に負担をかけやすいという特性もあります。
姿勢・パフォーマンスとの関係もある?
じつは、グルテンの摂りすぎによって腸内環境が乱れると、栄養吸収の効率が落ちることがあります。
その結果として、
- 筋肉の回復が遅れる
- 疲れが抜けにくくなる
- 集中力が落ちる
- 姿勢が崩れやすくなる
などの影響が起こる可能性も。
特に、姿勢改善やトレーニングに取り組んでいる方は、腸の状態を整えることもパフォーマンスに大きく関わってきます。
グルテンフリー食にすべき?
健康な人にとって、グルテンは必ずしも悪ではありません。
ですが、
- 腸の不調が続く
- 疲れやすい
- 朝起きてもスッキリしない
といった悩みがある方は、3週間だけでも小麦を抜いて体調変化を試してみるのはアリです。
また、以下のような方は特に注意すると良いでしょう:
- パンや麺類など小麦中心の食事が多い
- 甘いお菓子やジャンクフードが多い
- ストレスや寝不足が重なっている
気をつけたいデメリット
完全にグルテンをカットしてしまうと、以下のような栄養リスクも出てきます。
- ビタミンやミネラル、食物繊維の不足
(特に全粒粉パンや全粒シリアルなどを食べていた場合) - 献立が偏ってしまい、結果的に栄養バランスが崩れる可能性
さらに、グルテンは調味料や加工食品にも含まれていることが多いため、「完全除去」は現実的には難しいとされています。
結論:グルテンは「食べ方」が大事
グルテンは誰にとっても悪いものではありません。
ですが、「腸が弱い」「なんとなく不調が続く」「疲れが抜けにくい」と感じる方は、一度グルテンを控えてみるのもひとつの選択肢です。
大事なのは、
食べすぎず、抜きすぎず。自分の体調に耳を傾けて、適度に取り入れること。
必要な栄養は確保しつつ、腸内環境や疲れやすさをチェックしてみましょう!
お悩みのある方はご相談を!
当院では、姿勢や身体の不調はもちろん、食生活や習慣の改善についてのアドバイスも行っています。
「最近なんとなく不調が続く…」「疲れが取れない」「腸の調子が気になる」という方は、お気軽にご相談ください!