肩こりからくる頭痛

肩がガチガチでよく肩こってるねと言われたり、

「あ、頭痛きそう…」と予兆を感じたり

やる気はあるのに、頭が重くてなんだか集中できないことはありませんか?

肩こりがひどいと、首や頭にまで影響が及び、ズキズキとした頭痛に悩まされることがあります。この「肩こり頭痛」は、肩や首の筋肉が緊張し、血流が悪化することで頭部に酸素が十分に行き渡らず、痛みが引き起こされるものです。

ここでは、肩こり頭痛のメカニズムと、その対策についてご紹介します。

1. 肩こりが頭痛を引き起こすメカニズム

肩こりが起こると、肩や首の筋肉が硬くなり、血流が悪くなります。この状態が続くと、酸素や栄養素が頭部に届かなくなり、神経が刺激されて頭痛が発生します。これを緊張性頭痛といいます。また、肩や首の筋肉が引っ張られることで、頭の筋肉も緊張し、さらなる痛みにつながります。

2.頭痛の種類

緊張性頭痛と片頭痛は、頭痛のタイプとしてよく見られるものですが、それぞれ原因や症状が異なります。以下に、違いを詳しく説明します。

緊張性頭痛とは

緊張性頭痛は、頭痛の中でも最も一般的なタイプで、肩や首の筋肉が緊張して引き起こされる頭痛です。以下が特徴です:

  • 原因:長時間のデスクワークやストレス、不良姿勢などで肩や首の筋肉が緊張し、血流が悪化することが原因です。
  • 痛みの特徴:頭全体が締め付けられるような鈍い痛みが特徴で、「締めつけられる」または「重い」といった表現がされることが多いです。
  • 発作の頻度:緊張性頭痛は慢性的に発生しやすく、数時間から数日続くこともあります。
  • 吐き気や光・音に対する過敏さ:通常はありませんが、重度の場合に軽い吐き気があることも。

片頭痛とは

片頭痛は、神経や血管が関係して起こる頭痛で、主にこめかみや片側の頭に強い痛みが生じます。以下が片頭痛の特徴です:

  • 原因:まだ完全には解明されていませんが、血管が急に拡張し、周囲の神経が刺激されることが原因の一つとされています。また、ホルモンバランスや食事、睡眠不足、天候の変化なども誘因になります。
  • 痛みの特徴:ズキズキと脈打つような鋭い痛みが特徴で、片側に集中することが多いです。片頭痛の間は日常生活が困難になるほどの強い痛みが伴うこともあります。
  • 発作の頻度:発作的に現れることが多く、1回の発作が4時間から72時間程度続くこともあります。
  • 吐き気や光・音に対する過敏さ:しばしば伴います。特に、光や音に対して敏感になり、暗く静かな場所での休息が必要になることが多いです。

3.見分け方と対処法

どうやって見分けるか

  1. 痛みのタイプ:締めつけるような鈍い痛み → 緊張性頭痛。ズキズキする強い痛み → 片頭痛の可能性が高いです。
  2. 位置:頭全体に広がる場合 → 緊張性頭痛。片側に集中する場合 → 片頭痛の可能性が高いです。
  3. 症状の伴い方:吐き気や光・音に敏感になる → 片頭痛。緊張性頭痛では通常これらの症状は少ないです。

それぞれの対処法

  • 緊張性頭痛:肩や首をほぐすストレッチやマッサージ、温めるなどのリラックス方法が効果的です。
  • 片頭痛:暗い場所で休む、カフェインを適量取る、冷やすなどが一時的に効果をもたらすことがあります。医師の処方による薬も有効です。

4.繰り返す頭痛への根本的な対策

マッサージの後に楽になりやすい頭痛の場合は、緊張性頭痛のことが多いです。

しかし、楽になっても繰り返すことの多い場合は、肩や首をほぐすだけでなく、そもそも肩や首へ負担が集中しづらい身体の使い方を覚えることが重要になってきます。

そうような場合は当店へぜひご相談くださいね。