「今日も一日中、座りっぱなしで首や肩がガチガチ……」そんな悩みを抱えていませんか? 30代から40代になってくると、デスクワークによる肩こりや腰痛、そして崩れた姿勢のせいで見た目にまで影響が出てしまうことも少なくありません。私自身も20代で事故をもらい、長時間の運転で肩周りの症状に苦しんだ経験があるからこそ、つい自分の体を後回しにしてしまいがちな気持ちはよく分かります。そこで今回は、無理なく取り入れられる姿勢改善の方法をいくつかご紹介します。ちょっとした意識づけで、毎日の疲れや痛みをぐっと和らげてみましょう。
座り方を変えるだけで体が軽くなる
長時間のデスクワークで疲れが溜まる最大の原因は、無意識に続けている「悪い座り姿勢」です。まずは骨盤を立て、坐骨でしっかりと体を支えるイメージを持ちましょう。背もたれに寄りかかりすぎず、背骨が自然に伸びる姿勢が理想的です。さらに、パソコン画面の上部を目線の高さに合わせれば、首や肩への負担も軽減できます。
肩こりは肩甲骨から解決
肩を前方に出していると、首や肩に余分な負荷がかかり、コリが生じやすくなります。肩の力を抜いたら、肩甲骨を軽く寄せて下げて正しい位置にキープするのがポイント。休憩時や気がついたときに肩や肩甲骨を回し、血流を促すだけでも筋肉の緊張が和らぎやすくなります。
足元を見直して下半身から安定
仕事が忙しくてこまめに立ち上がるのが難しいときこそ、足元の使い方を意識しましょう。足裏全体を床に付け、重心をかかと寄りに置くことで、腰まわりの負荷が軽減され、姿勢も安定しやすくなります。可能であれば、30分に一度は立ち上がって軽く体を動かすことも理想的です。
骨盤リセットで自然に正しい姿勢へ
簡単に取り組める骨盤リセット法を試してみましょう。
- 骨盤を少し前に傾けて軽くそり腰を作る
- そのまま腰が浮かないように座り直し、坐骨が椅子に当たる位置を感じ取る
- 胸が落ちない範囲で骨盤をゆるやかに後ろへ起こす
この3ステップで骨盤が立ち、自然と背筋が伸びやすくなります。腰への負担を和らげるうえでも覚えておきたい方法です。
まとめ
デスクワークで生じる肩こりや腰痛は、ちょっとした姿勢の意識づけや工夫で軽減することができます。体への負担を減らし、疲れをため込まないためにも、まずは自分の座り方から見直してみましょう。正しい姿勢を習慣化することで、快適なデスクワークだけでなく、健康的な体づくりにも一歩近づくはずです。