朝起きたときに「腰が痛い…」と憂うつになることはありませんか?
マッサージやストレッチでいったんほぐしても、翌朝になるとまた痛みが戻ってしまう……。実はこのようなパターンの腰痛は、多くの方が抱えている悩みのひとつです。
朝は動き始めるのもおっくうなくらい痛いのに、日中しばらく動いていると自然に痛みが和らぎ、気づけばそれほど気にならなくなる。ところが夜が明けて目が覚めると、またあの腰の痛みが……。もしもこんな繰り返しに悩んでいるとしたら、原因は“股関節の柔軟性不足”にあるかもしれません。
本記事では、朝の腰痛が起きるメカニズムと、痛みを軽くするために行いたいストレッチ方法をご紹介します。毎朝の腰の痛みを少しでも和らげたい方は、ぜひ読み進めてみてください。
腰痛の原因
一般的に、ほとんどの腰痛は腰の筋肉への負担が持続的に集中することで起こります。例えば、
- 長時間中腰や猫背などの姿勢を続ける
- 運動不足で腰を支える筋力が弱る
- 骨盤の角度や位置が悪い
これらの要因が重なると、腰まわりの筋肉に過度なストレスがかかりやすくなります。
今回のケースでは「寝るたびに痛みが起きる」ことが多いため、就寝中の姿勢が影響していると考えられます。寝ているときは自分でも姿勢をコントロールしにくいので、一見対策が難しそうですが、実は「寝る前の股関節ストレッチ」を取り入れることで、不良姿勢を回避しやすくなるのです。
股関節の柔軟性を確保しよう!
仰向けで寝るのが理想的ですが、股関節が硬いと、足を伸ばしたときに骨盤が引っ張られて前傾し、腰が反りすぎてしまう可能性があります。その結果、腰がマットから浮き、支えようと筋肉が頑張りすぎてしまうことが痛みの原因です。
一方、股関節が柔らかければ、腰もしっかりマットに接地しやすく、腰だけに負担が集中することを防げます。普段から仰向けで寝るのが苦しいと感じる方は、股関節が硬いことで自然に横向きなどを選び、腰に負担をかけているかもしれません。
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そのため、寝る前などに股関節まわりをほぐしておくことは、朝の腰痛を予防・軽減するうえでもとても重要になります。
股関節ストレッチの方法
膝立ち股関節ストレッチ
- 床に膝立ちの姿勢になり、片足を前に出して膝を90度に曲げる。
- お腹に力を軽く入れて、腰が反りすぎないよう注意する。
- 体を前にゆっくりスライドさせ、伸ばしている側の股関節(足の付け根)が伸びるのを感じる。
- この状態で約30秒キープ。呼吸は止めずにゆっくり行う。
- 一度元の姿勢に戻り、休憩を挟んでから合計3セット行う。足を左右入れ替えて同様に行う。
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仰向けで寝る前にこのストレッチをすることで、股関節の可動域が少しずつ広がり、腰への負担が軽減されることが期待できます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は、朝起きたときに腰が痛くなる場合の原因として、股関節の柔軟性に着目し、その対策となるストレッチ方法をご紹介しました。腰痛は人それぞれ原因が異なる場合も多いため、今回ご紹介した方法がすべてのケースに当てはまるわけではありませんが、朝の痛みを軽減する一助になるはずです。
「ほかにもどんなストレッチをすればいいの?」「私の腰痛は本当に股関節が原因?」など、不安や疑問がありましたら、ぜひ公式LINEアカウントや当店までお気軽にお問い合わせください。姿勢改善や運動指導についても、あなたの状態に合わせてサポートいたします。