肩こり・腰痛にも効く?「かかと重心」で整える姿勢と身体の使い方

今回ご紹介するのは、誰でも簡単にできて、肩こり・腰痛・猫背の改善にもつながる「かかと重心バランストレーニング」です。

「かかと重心?それって何がいいの?」と思われる方も多いかもしれませんが、実はこの”立ち方”が、骨盤の使い方や身体の支え方に大きく関係しているんです。


なぜ「かかと重心」が大切なのか?

お尻に効かせるフォーム=かかと重心がカギ

たとえばスクワット。姿勢をよくしたり、足を長く見せたりするために、お尻に効かせたい運動の代表ですが…実際には太ももの前ばかりに効いてしまう人が多いです。

これは骨盤を前に傾ける(=お尻をしっかり使う)フォームが苦手なため。骨盤を前傾させるには、かかと側に重心を置いてお尻を引く動きが必要ですが、多くの人はつま先重心に慣れてしまっていて、後ろに倒れそうになってしまうんですね。

つまり、かかと重心が苦手な人は、お尻に効かせるフォームがとれない=姿勢改善にもつながりにくいということになります。


かかと重心のメリット

  • 骨で支える重心で身体が安定 → 足首の関節はかかと側にあるため、かかと重心のほうが構造的にも安定しやすい。
  • ふくらはぎの負担軽減でむくみにくい → つま先重心ではふくらはぎに常に力が入りやすく、むくみや疲れの原因に。
  • 猫背・反り腰・肩こり・腰痛の予防にもつながる → 骨盤が前に傾きやすくなり、身体全体の姿勢が整いやすくなります。

バランストレーニングのやり方

《準備するもの》

  • バランスマットや玄関の段差など(転倒防止のため、手すりなどがある場所で)

《やり方》

  1. 安定した場所でまっすぐ立つ
  2. 片足を半歩前に出して、足半分を段差などから浮かせる
  3. 足元を見ず、良い姿勢をキープして10秒バランスを取る

これを1日10秒×3セット。慣れてきたら歯磨き中など“ながらトレーニング”にして習慣化すると効果的です。


注意点とアドバイス

  • 転倒にはくれぐれも注意してください。
  • 慣れていない動きは、最初はフラつきやすくて当然です。
  • かかとで身体を支える感覚が身につけば、スクワットや立ち姿勢の安定性が大きく変わってきます。

姿勢改善の第一歩に

かかと重心は「動き方」の土台になる重要な感覚です。
身体の使い方を見直したい方、猫背・腰痛・肩こりがなかなか改善しない方は、まずこのバランスから始めてみてください。

当店では骨盤矯正やパーソナルな運動指導も行っており、かかと重心を体得しやすい環境を整えています。お気軽にご相談くださいね。

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